マンデン占星学ー3月3日魚座の新月図

3月3日2時36分、魚座で新月を迎えます。
今回の日本における新月図はとても特徴的です。

余談ですが、マンデン占星学については、2年半前に賢龍雅人先生の講座を受けて、先月、2017年からお世話になっている采慧先生の講座を受講したところですので、今一度マンデン占星学の基本に立ち戻って、国や社会情勢にフォーカスした本来のマンデン読みで、解釈してみたいと思います。

そこで今回から10大天体に加えて、小惑星のセレス、パラス、ジュノー、ベスタ、エリス、セドナをホロスコープに表示していますが、小惑星については、補助的に見ていきます。

ちなみに、新月図では、次の新月までの約1ヶ月間の運勢を示します。

アスペクトのオーブ(許容度)は、メジャーは5度、マイナーは2.5度を採用します。

まず一目で解るのは、全ての天体がホロスコープの下半分に集まっていることです。
次に、アングルと言うアセンダントとディセンダントの軸、MCとICの軸にコンジャンクションしている天体の影響は強いと見ますが、特にありません。

ただ、ICに、二次災害を表わすエリスがコンジャンクションしているのがやや気になります。ICは、土地や地殻、地震、気象を表わすので、それらに関する二次災害の可能性を示します。

そして、アングルから始まるハウス、アンギュラーと呼ばれるハウスを見ていきます。

まず第1ハウス、ここは私たち国民を表わします。
ここに金星、火星、冥王星のタイトな合、トリプルコンジャンクションがあります。金星は金銭的な利害、火星は事故や争い事、冥王星は異常事態を表わします。アスペクトはMCとのタイトなスクエアがありますので、政府、与党の動きによって、国民は経済的にかなりの打撃を受けることになりそうです。義務を表わす小惑星のベスタも、金星とのタイトなコンジャンクションがあります。

次に第4ハウスですが、天王星が入っています。第4ハウスは、野党あるいは、土地や地殻、自然現象を表わします。アスペクトは太陽と月、木星とセクスタイルがあります。太陽もまた国家、政府、与党を、月も国民を表わし、共に突発的に変化するような事柄があるかもしれませんが、木星が絡んでいるセクスタイルなので、その影響は緩和されたものになるでしょう。

次に同盟国や外交を表わす第7ハウス、政府を表わす第10ハウスには天体はないので、先程のMCと金星、火星、冥王星のアスペクトのみ考慮して、他に表立ったことは無いと見ます。

続いて、10大天体が3個以上入居しているハウスは、ハウスオーバーロードと呼ばれ、チャートのテーマを示しています。

第1ハウスには、例の金星、火星、冥王星の3個、第2ハウスに、土星、水星、太陽、月、木星、海王星の6個が入っていますので、新月からの1ヶ月間は、国民と経済、財政がクローズアップされそうです。

第2ハウスの新月と、第4ハウスの天王星とのセクスタイルがあり、その中央にセミセクスタイルのオーブ内にキロンがあり、変則ヨードを形成しています。キロンは最先端医療を表わしますので、今ですとやはり、コロナ関連の突発的な問題が振りかかっても、木星が絡んでいるので、政府も国民も中弛み状態なのかもしれません。

その他、注目するとしたら、第2ハウスの土星と水星のコンジャンクションですが、エリスとのセクスタイルがあります。経済面で、通信や輸送での困難が生じ、エリスは第3ハウスなので、やはり通信やマスコミ、インフラへの二次災害、障害を引き起こすとも言えますが、セクスタイル、土星絡みで何とか持ち堪える感じがします。

つい先日、トヨタ系へのサイバー攻撃を受けて、3月1日国内全工場の稼働停止になる事態がありました。この問題は国家公安委員長の会見で警察として確認中としています。国が動く事柄はマンデン図に示されますから、少なからず関連性がありそうです。また、エリスが絡んでいるので、今後納期等の二次的な影響も懸念されるところです。

総合的には、国民と経済がテーマで、二次災害に留意する期間となりそうです。

最後に、これらがそのまま個人的に影響する訳ではなく、
どんな影響を受けるかは、個人のチャートを2重円、3重円でアスペクトを見ていきます。

次回は、2022年の春分図をリーディングする予定です。

それでは、素敵な魚座新月をお過ごしくださいね。

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