マンデン占星学-6月14日射手座の満月図
目次【クリックして移動出来ます】
マンデン占星学について
マンデン(mundane)の語源は、ラテン語のmundus(世界の、地球の)で、国家規模で起こる天変地異や政治経済などの事柄を予測します。基本的に国の首都でホロスコープを作成し、国が対策、対応する出来事や法改正する事柄、多数の人々に影響する事柄が示されます。政府が動かない問題や、国民の関心がない問題等は示されないとされています。
また、出生図と異なり短期間の影響を見るので、オーブは1度以内が推奨されていますが、ここではオーブ5度で見ていきます。
着目する点は、軸にかかる天体、アンギュラーハウスの天体、マレフィックが多いのかベネフィックが多いのか、ハードが多いのかソフトが多いのか、ハウスオーバーロードのテーマを見ます。
マンデンには、大きな出来事、重要な事柄しか示されないため、それ以外の天体のアスペクトなどは詳細に見ずに、全体像を大掴みに見るのがマンデン読みのポイントとなります。
月の位相図ー満月図データ
2022年6月14日20時53分、いて座23度25分で満月となります。
満月図は、下弦の月までの約7日間のみを示しています。
アングルとのアスペクト
今回は、ICに天王星と金星がコンジャンクションしています。
ICは、基盤となる土地や地殻の意味があり、地震、気象、災害、また、野党を表わします。
天王星の突発的な変化が気になるところです。
天王星は金星とのコンジャンクションもありますので、金融、財政がらみの変動、改革に野党が関わるとも考えられます。
アンギュラーハウスの天体
1ハウスについては、冥王星が水星とトライン、海王星とセクスタイルがあります。国民にとって異常レベルの報道が流れてきたり、財政、税収面で不透明な状況であることが考えられます。
また、土星が月とセクスタイル、太陽とトラインです。国民に困難な影響をスムーズに与えてくる様子です。
4ハウスには、天王星、金星がありコンジャンクション、金星はアセンダントとトラインです。金銭的な改革などで生活の基盤となるお金に関することで、私たちに影響が及ぶとも考えられます。
7ハウスには天体がないので、カプスサインのルーラーの月で見ますと、太陽とオポジション、土星とセクスタイルなので、米国と政府の間で対立している案件があったり、米国側はストレスになっているのかもしれません。10ハウスのカスプサインのルーラーは冥王星で、水星とトライン、海王星とセクスタイル。決断に至らない究極の施策がありそうです。
ハウスのオーバーロード
10大天体のうち、3天体が入っているハウスは、オーバーロードしているハウスで、テーマを押さえておきます。
今回は、4ハウスに、天王星、金星、水星が入っています。4ハウスは、野党、反体制派又は、足元の問題という意味から、土地、地殻、地震、気象、災害などを表わします。予測不能の天王星がICとコンジャンクションしているので、警戒する必要がありそうです。
太陽と月の考察
太陽は双子座で5ハウスにあります。5ハウスは太陽が支配するハウスですので、5ハウスのテーマがさらに強調されます。
5ハウスは、投資、株、為替、国際大会などのスポーツなどを表わします。
太陽は、1ハウスの土星にトライン、5ハウスのテーマで国民にとって困難な事柄があったり、2ハウス海王星とのスクエアで、政府の経済、財政面で不透明なことがありそうです。
月は土星とセクスタイルで、国会関連で国民にとって困難さが及びます。海王星とはスクエアで、やはり経済面で不透明な影響を与えます。太陽と月のオポジションは、満月の現象なので特別に取り上げません。
気象について
最後に、気象占星学のベンジャミン法で、大まかな気象(75%程度)を見ていきます。
まず、ICのサインは牡牛座です。おうしは、穏やか、安定、適温(米作に適した高温)、乾燥を示します。(50%)
次に、アセンダントのサインは山羊座です。やぎは、激しい、厳しい、過酷を示します。(25%)
関東甲信は今月6日に梅雨入りしています。14日からの7日間は比較的安定した気象で、そのうち1~2日は激しい気温の変化や豪雨などが予測されます。晴れていても、出先での突然のゲリラ豪雨などに備えておくことが大切ですね。
次回のマンデン読みは、6月29日の新月図です。それでは、素敵な満月をお過ごしくださいね。