マンデン占星学ｰ7月14日山羊座の満月図

はじめに マンデン占星学について

マンデン占星学は、政治、経済、外交、社会情勢、災害（地震、台風、水害など）、気象にフォーカスしたもので、アスペクトや天体の影響は、出生図の読み方とニュアンスが異なる部分があります。

例えば、ソフトアスペクトであっても、月と土星のトラインであれば、土星は困難を意味するので、国民にストレスがスムーズに与えられるというように解釈します。気持ちが安定しているというような解釈はしません。

尚、アスペクトは、効きが言いメジャーアスペクトのみ、オーブは±5度を採用しています。

マンデン読みの特徴は、出生図のように、全ての天体やアスペクトを細かく見るのではなく、Asc、MCなどのアングルに接触している天体や、アンギュラーハウスの天体、ハウスオーバーロードを中心に目立つ特徴をさらっと拾っていきます。

小惑星のセレス、パラス、ジュノー、ベスタ、エリス、セドナは、ICに接触している場合、または4ハウスに入居している場合に、注意する必要があるので、補助的に見るために表示しています。

占星学には、天体の運行が地上への影響を与えるという考えが前提にありますが、絶対というものは存在しません。

月の位相図ｰ満月図

2022年7月14日3時39分、やぎ座21度21分で満月となります。
満月図は、下弦の月までの約7日間の様子を表わします。

星々の配置とハウスオーバーロード

今回の満月図では、星が上半分側に集中した配置になっています。特に、月は7ハウスで友好国や外交関係がクローズアップされます。

さらにアセンダントは蟹座で、チャートルーラーは支配星の月となり、この山羊座での満月はとてもパワフルです。

ディグニティを見てみると、月にとって正反対にあるサイン山羊は、デトリメント（損傷）の関係となるので、居心地が悪く月本来の性質が損なわれます。

加えて7ハウスは、4ハウスから見てスクエアのエリアなので、感情面で一層不安定さが出てきます。

日の出前ですので、太陽は1ハウスにあり、水星と合になっています。

今回は、10大天体が3個以上あるハウスオーバーロードはありません。

アングルとのアスペクト

今回、アングル（軸）に触れている10大天体は、MCにギリギリ5度以内で海王星が合となっています。また、小惑星のジュノーについてはMCとタイトに合で海王星と合となっています。

国や政府の権利についてあやふやな不明瞭さが目立つ状況を示しています。日本国憲法のことを示しているのでしょうか。

アンギュラーハウスの天体

まず1ハウスに太陽と水星が合で配置されています。1ハウスは国民の気持ちや民衆を表わします。そこへ政府を表わす太陽と、流動的な水星がありますので、国民の気持ちと国や政府が共にあり、報道など情報の伝達や人の動きも活発なことを表わします。

国を表わす太陽は、地平線より上にエレベートしている方が強いのですが、今回の満月図では、10大天体の中で一番下にあり、弱々しい印象です。

去る7月8日、安部元首相は奈良県での演説中に銃撃事件に遭い死去され、本日は告別式が行われ多くの国民が悲しみに暮れています。衆院選では自民党が勝利を果たしたとは言え、報道からも関係者は皆、安部元首相を失った喪失感を抱いており、それが献身的な蟹座の1ハウス太陽の満月と重なり映って見えます。献身的な愛情を表わす小惑星のセレスも蟹座で太陽と合になっています。

今回、山羊座の満月ですが、蟹座のエネルギーが強く出ています。

7ハウスには月と冥王星が入居。外交関係や同盟国の米国の影響があると読めますが、冥王星は異常な事態を表わしますので、動向に留意する必要がありそうです。

10ハウスには、海王星と木星が入っています。10ハウスは政府で、不決断、不透明、また、緊張感がない状態を表わします。海王星は神秘的で芸術やスピリチュアルな世界観を、木星は哲学や宗教、研究を象徴します。政府に関連して、こういった事がテーマになるとも考えられ、統一協会（世界平和統一家庭連合）と政府、政治との関わりが表立つこともありそうです。

気象占星学　ベンジャミン法

7月14日～19日までの気象を示しています。
ICで50％として見ます。乙女座→やや涼しい、風、低温、冷えを表わします。
ASCで25%として見ます。蟹座→湿度が高く過ごしにくい。雨、穏やかさを表わします。

6月27日に、関東甲信、東海、九州南部が梅雨明けしましたが、ここ数日は曇りや雨、また、集中豪雨などの天気予報が出ています。戻り梅雨とも言われています。これまでの猛暑は多少落ち着くのでしょうか。

次回のマンデン読みは、7月29日の新月図です。それでは、素敵な満月をお過ごしくださいね。

占星術講座と鑑定のご案内