マンデン占星学ー8月12日水瓶座の満月図
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はじめに マンデン占星学について
マンデン占星学は、政治、経済、外交、社会情勢、災害(地震、台風、水害など)、気象にフォーカスしたもので、アスペクトや天体の影響は、出生図の読み方とニュアンスが異なる部分があります。
例えば、ソフトアスペクトであっても、月と土星のトラインであれば、土星は困難を意味するので、国民にストレスがスムーズに与えられるというように解釈します。気持ちが安定しているというような解釈はしません。
尚、アスペクトは、効きが言いメジャーアスペクトのみ、オーブは±5度を採用しています。
マンデン読みの特徴は、出生図のように、全ての天体やアスペクトを細かく見るのではなく、Asc、MCなどのアングルに接触している天体や、アンギュラーハウスの天体、ハウスオーバーロードを中心に目立つ特徴をさらっと拾っていきます。
小惑星のセレス、パラス、ジュノー、ベスタ、エリス、セドナは、ICに接触している場合、または4ハウスに入居している場合に、注意する必要があるので、補助的に見るために表示しています。
占星学には、天体の運行が地上への影響を与えるという考えが前提にありますが、絶対というものは存在しません。
月の位相図ー満月図
2022年8月12日10時37分、水瓶座19度21分で満月となります。
満月図は、下弦の月までの約7日間の様子を表わします。
星々の配置とハウスオーバーロード
今回の満月図は、獅子座の太陽と水瓶座の月のオポジション(180度)で満月となります。10大天体の内、7天体が右半分に偏っていますが、天体が3個以上あるオーバーロードハウス、及びオーバーロードサインはありません。
次にアセンダントは天秤座で、チャートルーラーの金星は、MCにコンジャンクション、カルミネートしているので、金星が強調されて、経済、財政が満月の重要テーマとなります。尚、今回、アングルとアスペクトしている天体は金星のみとなります。
また、満月に土星がコンジャンクションしているので、制限や我慢を強いられるような精神的負荷が強くかかりそう。ただ、満月は物事の達成、完了のタイミングでもあり、土星の「形にする」エネルギーとしてポジティブに使うことも可能となります。
アンギュラーハウスの天体
アンギュラーハウスの天体は、まず4ハウスに月と土星の合が配置されています。4ハウスは、土地や地殻、気象、地震、災害、足元の問題などを表わし、それらのことで、国民が困難になることを示しています。去る8月3日から4日にかけて、北日本を中心に豪雨に襲われ、記録的な大雨に見舞われた新潟県と山形県から要請を受けて、自衛隊が災害派遣され人命救助に当たりました。満月図は7日間を表わすので、12日から1週間程度は、引き続き自然災害への警戒が必要となります。自衛隊を示す6ハウスに、二次災害を表わすエリスが、土星とセクスタイルである事からも、二次災害による困難が示されています。
次に7ハウスに、天王星と火星がテナントしています。ここは、外交や米国を表わし、突発的な事故や戦争を示しますので、政府はいつも以上に危機感を持って、外交問題に取り組む必要があります。
今回、太陽は10ハウスで、政府の力が強い状態であることが目立ちます。岸田文雄首相(自民党総裁)は8日夕の党臨時役員会で、10日の内閣改造・党役員人事について一任を取り付け、調整は大詰めの段階を迎えています。また、首相は臨時役員会で「早期に人事を行い、新たな体制の下で難局突破、政策断行に全神経を集中させていきたい」と表明。「引き続きそれぞれの立場で国民の期待に応えるべく、力強い支援を頂ければありがたい」と結束を呼び掛けたそうです。旧統一教会と関係が深い議員は閣僚には起用しない方針ということもあり、クリーンな人事を期待したいところではあります。10ハウスの太陽とのアスペクトを見ると、土星と天王星とのTスクエアがあり、困難であることは変わりないようで、国民の支持率に反映されるまでは時間がかかりそうです。
9ハウスの金星がMCに合なので、10ハウスとして読むと、政府とお金というテーマが表立って出てきそうです。お金絡みのこれまで隠されてきた問題は、次々と明るみに出てきており、満月図のテーマである、政府、与党の「金銭的利害」について注目したいところです。
7月の満月リーディングでは、下記の通り記述していました。そして、この1か月で、旧統一教会と政府、政治とのズブズブの関係が明るみに出てきました。このように、チャート読みと、実際の出来事を振り返って、確認作業を重ねていくことが大切となります。
”10ハウスには、海王星と木星が入っています。10ハウスは政府で、不決断、不透明、また、緊張感がない状態を表わします。海王星は神秘的で芸術やスピリチュアルな世界観を、木星は哲学や宗教、研究を象徴します。政府に関連して、こういった事がテーマになるとも考えられ、統一協会(世界平和統一家庭連合)と政府、政治との関わりが表立つこともありそうです。”
気象占星学 ベンジャミン法
8月12日~19日までの気象を示しています。
ICで50%として見ます。水瓶座→激しい、風、寒い、酷いを表わします。
ASCで25%として見ます。天秤座→穏やか、適温(稲作に適した温度)程よい気候、風を表わします。
猛暑が続きそうですが、暦の上では、7日に立秋を迎え、一歩ずつ秋に近づく季節でもあります。とは言え、太陽は獅子座を運行中。占星術的には、23日に乙女座に太陽が入ると、季節の変わり目となり、徐々に秋の訪れを感じられる季節に入ります。
次回のマンデン読みは、8月27日の新月図です。それでは、素敵な満月をお過ごしくださいね。