マンデン占星学-9月10日魚座の満月図
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はじめに マンデン占星学について
マンデン占星学は、政治、経済、外交、社会情勢、災害(地震、台風、水害など)、気象にフォーカスしたもので、アスペクトや天体の影響は、出生図の読み方とニュアンスが異なる部分があります。
例えば、ソフトアスペクトであっても、月と土星のトラインであれば、土星は困難を意味するので、国民にストレスがスムーズに与えられるというように解釈します。気持ちが安定しているというような解釈はしません。
尚、アスペクトは、効きが言いメジャーアスペクトのみ、オーブは±5度を採用しています。
マンデン読みの特徴は、出生図のように、全ての天体やアスペクトを細かく見るのではなく、Asc、MCなどのアングルに接触している天体や、アンギュラーハウスの天体、ハウスオーバーロードを中心に目立つ特徴をさらっと拾っていきます。
小惑星のセレス、パラス、ジュノー、ベスタ、エリス、セドナは、ICに接触している場合、または4ハウスに入居している場合に、注意する必要があるので、補助的に見るために表示しています。
占星学には、天体の運行が地上への影響を与えるという考えが前提にありますが、絶対というものは存在しません。
月の位相図ー満月図
2022年9月10日19時00分、うお座17度41分、うお座のオウンハウスの12ハウスで満月となります。
満月図は、下弦の月までの約7日間の様子を表わします。
星々の配置とハウスオーバーロード
今回の満月図は、おとめ座の太陽と、うお座の月のオポジション(180度)で満月となります。おとめ座の太陽が6ハウス、うお座の月が12ハウスの配置で起こります。
今回10大天体の内、7天体が左半分に偏っており、天体が3個以上あるオーバーロードハウスは、満月が起こる12ハウスで、月と海王星と木星が12ハウスにテナントしています。なお、同じサインが3個以上のオーバーロードサインはありません。
12ハウスに集まっている海王星は、うお座のルーラーで、木星はうお座のサブルーラーで、12ハウスはうお座のオウンハウスですから、今回の満月は、うお座のエネルギーが2倍、3倍、4倍と、とってもパワフルであることがわかります。
12ハウスは、見えないハウス、秘密の部屋とも言われているハウスですが、今回の満月によって、これまで隠されていたことが明るみになる、暴かれる、浮き彫りになることがあるでしょう。特に、木星の影響もあるので、最大級のビッグニュースの可能性も十分ありそうです。木星には、宗教の意味もあり、安部元首相の銃撃事件以降、安部の蓋が外れたと言われているように、これまで権力によって抑えられてきた、旧統一教会と政治との関係性や、献金などの被害、五輪汚職事件で逮捕者が出たり、安部元首相の国葬の費用についてなど、大きなニュースが次々と取り沙汰されていますが、今後も引き続き、大きな問題や真実が明るみになりそうですね。芸能関係では、香川照之のセクハラ問題も暴かれたところですしね。
次に、アセンダントはおひつじ座、チャートルーラーは火星で、2ハウスに居るので、金融、財政、経済がテーマとなります。その火星は、アセンダントとセクスタイルとなっています!更に、火星はマンデンでは、事故、怪我、戦争、死傷者などの意味がついていて、穏やかではないのですが、火星が、国民を表わすアセンダントに何らかの影響を与えることになります。セクスタイルなので、安定的に経済的な厳しい影響が及ぶのでしょうか。円安や物価上昇の影響が過激になるのかもしれません。
また、太陽はおとめ座で6ハウスなので、6ハウスが強調されています。6ハウスは、官僚や公務員、消防、自衛隊、病院など、国に仕える人、ソーシャルワーカーの意味があります。そこにある太陽と天王星がトラインになっています。天王星は突発的なことを表わすので、国、政府の突発的な動き、驚くような事態の急変が考えられます。それによって、6ハウス関連のことに影響が及びそうです。
アンギュラーハウスの天体
アンギュラーハウスの天体は、まず1ハウスに天王星が配置されています。この天王星は、ルミナリーズにアスペクトをとっており、月とセクスタイル、太陽とトラインで、ソフトアスペクトですが、月は国民を、太陽は国や政府を表わしますので、双方に突発的な影響があると考えられます。天王星は想定外の出来事、予測不能なことを表わすので、いづれにしてもビックリするようなことが起きそうです。
4ハウス、7ハウスには10大天体は無く、10ハウスに冥王星が入っており、海王星とセクスタイルになっています。
冥王星は、滅多に無い異例な事態を表わし、海王星ははっきりとしない不決断を表わします。
10ハウスの冥王星は、政府、与党に於ける異常事態、12ハウスの海王星は、隠されている事や、国が把握しきれていない事柄に於いて、不決断、優柔不断さを示しています。
10ハウスが異常な状態ということなので、現在の内閣支持率の異常な低さ、あるいは、9月27日に行われる安倍晋三元首相の国葬について、世論調査では、全紙で反対が多数を占める異常事態となっており、国民の過半数が国葬に反対しているにもかかわらず、断固として強行する姿勢を取っている政府、曖昧に決まった国葬が、誰も望まない形で強行されようとしている前代未聞の事例は、まさに冥王星と海王星がピタッとはまる事柄です。
さらには冥王星は、死後の世界、冥界を表わしますし、海王星はあやふや、はっきりしない不明瞭なことを表わします。どうしたって国葬と結びつきますね。満月には更にクローズアップされるでしょう。
また、冥王星は、MCに最も近い位置でカルミネートしている状態で、今回のホロスコープでパワーがあることを表わします。
この冥王星は、原子力や核の意味も持つので、原発の再稼働や新設の問題とも繋がります。
ここに来て冥王星絡みの問題が目立ちますが、冥王星やぎ座時代の終盤に来ているので、これまでの古いルールやシステムが崩壊して新たな局面を迎える時期でもあります。
個人的な考えでは、原発については、利権の排除が必須、再稼働も新設も大反対です。権力にしがみつけるような社会はみずがめ座の時代は通用しなくなりますから。そのいい例が五輪汚職事件で、逮捕者が続々と出ていますし、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の霊感商法も徹底的にウミを出していずれ葬られることになるでしょう。一部の人間だけが力を握り、弱い立場の人間が苦しい思いをする汚い社会は、地球から排除されなければなりません。これは宇宙の自然の法則によるものですので、不要なものは消滅していきます。
以上のように、今回のうお座満月には、トランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)のエネルギーが強く関わりますから、人の力では抗えない制御不能な力で働きかけてきます。
うお座は12サインで最後のサイン、12ハウスという最後のハウスで起こる満月ですので、物事の大きな節目を迎えるタイミングになるでしょう。うお座が持つ浄化や癒しのエネルギーももたらします。
アングルに接している天体は、アセンダントに小惑星のキロンのみになります。キロンは魂の傷や癒しを表わしますので、国民に癒しがもたらされる満月となるでしょう。
気象占星学 ベンジャミン法
9月10日~17日までの気象を示しています。
ICで50%として見ます。蟹座→湿度が高く過ごしにくい。雨、穏やか、を表わします。
ASCで25%として見ます。牡羊座→激しい猛暑、を表わします。
まとめると、ここ1週間ほどは、湿度が高く、過ごしにくい。雨も降りやすく、猛暑日もあるとの予測が出来ます。
次回のマンデン読みは、9月26日の新月図です。それでは、素敵な満月をお過ごしくださいね。