マンデン占星学-2022年9月26日天秤座の新月
はじめに-マンデン占星学について
マンデン占星学は、政治、経済、外交、社会情勢、災害（地震、台風、水害など）、気象にフォーカスしたもので、アスペクトや天体の影響は、個人の出生図の読み方と異なる部分があります。例えば、ソフトアスペクトであっても、月と土星のトラインであれば、土星は困難を意味するので、国民にストレスがスムーズに与えられるというように解釈し、気持ちが安定しているというような解釈はしません。尚、アスペクトは、効きが良いとされるメジャーアスペクトのみを、オーブは±5度を採用しています。
マンデン読みの特徴は、出生図のように、全ての天体やアスペクトを細かく見るのではなく、Asc、MCなどのアングルに接触している天体や、アンギュラーハウスの天体、ハウスオーバーロードを中心に目立つ特徴をさらっと拾っていきます。
出生図のように、細かく読み過ぎないことが大切とも言われています。
また、小惑星のセレス、パラス、ジュノー、ベスタ、エリス、セドナは、ICに接触している場合、または4ハウスに入居している場合に、注意する必要があるので、補助的に見るために表示しています。
占星学には、天体の運行が地上への影響を与えるという考えが前提にありますが、可能性を表わしており絶対というものは存在しません。
天秤座新月のテーマ
2022年9月26日06時56分、てんびん座2度49分で新月となります。
新月図は、次の新月までの約1ヶ月の様子を表わします。
今回の新月図は、太陽と月が、木星とタイトな180度という配置になっています。
木星は、楽観視、危機感のなさを表わしますので、この1ヵ月は、のん気にならないで気を引き締めることが大切になりそうです。
10大天体のうち3天体が集まっているハウスオーバーロードを見てみると、今回新月が起こる「12ハウス」に、太陽、月、水星、金星が集まっています。という事で、今回は12ハウスが強調されています。
アセンダントは天秤座で、チャートルーラーは金星になります。金星は12ハウスに居ますので、12ハウスが新月のテーマとなります。
12ハウスは、隠された何か、闇の事柄、国が把握しきれない事柄などの領域を表わします。金星は海王星とオポジション、冥王星がトラインで調停しています。五輪汚職事件、旧統一教会と政治との関係、安部元首相の国葬、これら全てお金絡みの問題でもあり、これらの不透明な事柄がテーマであると言えるでしょう。
新月図のリーディング
アングルとのアスペクト、アンギュラーハウスの天体に注目して解釈していきます。
今回、アングルに触れている天体は、ICに冥王星がコンジャンクションしています。
ICが起点となる4ハウスは、野党、反体制派、土地、地震、気象、災害などを表わし、異常事態を表わす冥王星が合となっているので、政府への反感や自然災害も示されています。冥王星は滅多に起こらない極端な事象を表わすので予測は困難ですが、これまでになかったような事柄が起こると考えられます。
加えて、冥王星は水星と金星とトラインであるため、通信、交通、流通、インフラ、報道、また、経済面で稀な出来事が起こるのかもしれません。そして、海王星とはセクスタイルなので、はっきりとしない不透明な状況です。水星も金星も12ハウスなので、水面下で異常な程の権力が働いているとも捉えられます。
また、アセンダントに火星と土星がトラインで、グランドトラインとなっています。アセンダントは国民の気持ち、民衆を表わし、火星は事故や戦争、死傷者を、土星は困難を表わします。特に、火星が9ハウスのカスプに合となり、9ハウスは同盟国以外の海外や、宗教も表わすので、ウクライナ情勢のこと、ロシア動員令のこと、中国による台湾侵攻の懸念、旧統一教会の韓国への送金など様々な問題によって、国民もストレスにさらされている状態だと思われます。
次に、アンギュラーハウスにある10大天体を見てみると、4ハウスに冥王星と土星のみです。冥王星は先ほどの通りで、土星はと言いますと、天王星とイグザクトなスクエアですので、突発的な困難が起こるタイミングになります。天王星がある8ハウスは、国の財政を表わすので、円安の金融危機を示唆していると考えられます。
気象占星学 ベンジャミン法
ICで50％として見ます。山羊座→激しい、厳しい、過酷を表わします。
ASCで25%として見ます。天秤座→穏やか、適温、程よい気候、風を表わします。
ここ１ヵ月は、気候の差、寒暖の差が激しいと予測されるので、体調を崩さないようにお気をつけください。
次回のマンデン読みは、10月10日の満月図です。それでは、素敵な新月をお過ごしくださいね。
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