マンデン占星学-7月29日獅子座の新月図

はじめに

マンデン占星学は、政治、経済、外交、社会情勢、災害（地震、台風、水害など）、気象にフォーカスしたもので、アスペクトや天体の影響は、出生図の読み方と異なる部分があります。

例えば、ソフトアスペクトであっても、月と土星のトラインであれば、土星は困難を意味するので、国民にストレスがスムーズに与えられるというように解釈し、気持ちが安定しているというような解釈はしません。

尚、アスペクトは、効きが良いメジャーアスペクトのみを、オーブは±5度を採用しています。

マンデン読みの特徴は、出生図のように、全ての天体やアスペクトを細かく見るのではなく、Asc、MCなどのアングルに接触している天体や、アンギュラーハウスの天体、ハウスオーバーロードを中心に目立つ特徴をさらっと拾っていきます。

また、小惑星のセレス、パラス、ジュノー、ベスタ、エリス、セドナは、ICに接触している場合、または4ハウスに入居している場合に、注意する必要があるので、補助的に見るために表示しています。

占星学には、天体の運行が地上への影響を与えるという考えが前提にありますが、絶対というものは存在しません。

月の位相図ｰ新月図の解読

2022年7月29日2時56分、しし座5度39分で新月となります。
新月図は、次の新月までの約1ヶ月の様子を表わします。

星々の配置とハウスオーバーロード

今回の新月図は、不動宮のグランドクロスが描かれ、インパクトがある配置になっています。

ルミナリーズの獅子座での合で新月となり、水星が獅子座なので、サイン獅子のオーバーロードであり、かつ2ハウスのハウスオーバーロードで、2ハウスの金融、経済がテーマとなります。また、アセンダントは蟹座でチャートルーラーは月で、その月は2ハウスにテナントしていますから、やはり2ハウスが新月図のテーマとなります。更に言えば、アセンダントに蟹座の金星がタイトにコンジャンクションしていますので、この金星は大変強調されており、2ハウスは金星のオウンハウスです。加えて、2ハウスのカスプは獅子座で、ルーラーの太陽は2ハウスにテナントしています。よって、2ハウス関連の金融、経済にスポットライトが当たり、新しいサイクルの始まりであることが示されています。

グランドクロスを形成している11ハウスの火星と天王星の合は、議会、国連、友好国において突発的な事故や死傷者、戦争を表わし、8ハウス土星とのスクエアで国の財政で困難さを表わします。2ハウス水星とのスクエアは、経済、財政面で友好国との対話が厳しいものであることを示しています。

一方で、ルミナリーズのアスペクトは、10ハウス木星とのトラインがあります。木星とのトラインはバースチャートではポジティブに読みますが、マンデンの場合は読み方が異なり、経済、金融面で国や国民について、政府の危機感の無さ、楽観的であることを表わします。

アングルとのアスペクトとアンギュラーハウスの天体

今回、軸に触れている天体は、アセンダントに金星がコンジャンクション、MCに海王星がコンジャンクションしているのが特徴です。

1ハウスの金星は、10ハウス木星とのスクエアがあり、政府与党はのんきで危機感が無く、国民に金銭的利害があることを示します。MCの海王星は、政府与党の不透明さが強調されます。

海王星は、目に見えない不可解なものを表わしますが、海王星がカルミネートしていますので、世間に露わになることを示唆しています。

次に、MCに上がっている木星が10ハウスで、宗教を意味しますので、政府与党と旧統一教会の関わりが次々と浮き彫りになるのでしょう。事実、7月26日、岸信夫防衛大臣は、旧統一教会との付き合いもあり、選挙の際にも手伝ってもらっていると述べています。

また、海王星は7ハウスの冥王星とセクスタイル。同盟国米国の異常な事態と政府との繋がりを表わします。こちらは、7月23日、WHO（世界保健機関）で国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態宣言が表明され、アメリカ、NY市で感染者が1,000人を超えており、ワクチンが不足している状況です。25日、日本国内東京でも初の感染者が報告されました。これを受けて、各国との渡航への影響が懸念されます。

気象占星学　ベンジャミン法

ICで50％として見ます。乙女座→やや涼しい、風、低温、冷えを表わします。
ASCで25%として見ます。蟹座→湿度が高い（夏は過ごしにくい）雨、穏やかを表わします。

新月図はざっくりと1ヶ月を表わし、湿度は高めですが、例年よりやや涼しいと予測されます。

日本気象協会による予想される向こう1か月の天候(2022年07月23日～)によると、平均気温は、平年に比べて高い確率50%となっていす。

次回のマンデン読みは、8月12日の満月図です。それでは、素敵な新月をお過ごしくださいね。

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