マンデン占星学-5月30日双子座の新月図

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月の位相図ー新月図の解読

2022年5月30日20時31分、ふたご座で新月となります。
新月図は、次の新月までの期間の様子を表わします。

ハウスのオーバーロード

まず初めに、星の偏りを見てみると、全ての10大天体が北半球(下半分)に集まり、3ハウスと5ハウスがオーバーロードとなっています。3ハウスが表わす通信、交通、インフラ、報道、マスコミ、5ハウスが表わす投資や株、スポーツなどがテーマとなります。また、5ハウスは、それらの事柄が露わになります。

3ハウスの火星と木星がコンジャンクションで、太陽と月とセクスタイル。火星は事故や戦争を、木星は楽観的、危機感の無さを表わし、太陽、月と60度なので、政府も国民も、戦争や事故に関する報道についてあまり危機感を感じず楽観視することがあります。

5月23日の日米首脳会談で、首相は防衛費増の方針を伝達し、それについてバイデン大統領は支持する考えを示したという経緯があります。ウクライナ危機をきっかけに日本周辺の安全保障環境を不安視する世論の動向も背景にありますが、防衛費を増やしたとしても戦争は絶対に反対というのが国民の気持ちだと思います。

29日、自民党の茂木幹事長は、防衛力の強化に向けて、弾道ミサイルに対処するための「反撃能力」の保有が必要として、反撃能力をしっかり持っておくことが抑止にもつながり、いざという時に国民の生命や財産を守ることにつながっていくとしています。ただ、27日、補正予算案で、岸田首相は、防衛費増額、子ども政策予算の倍増と予算拡充を強調したものの、肝心の財源をあいまいのまま明言していません。

今般の物価高騰の上、さらに国民に負担を強いるのでしょうか。それによる国民の生活への打撃や影響をしっかり政府に考えてほしいし、国民ものんきに楽観視してはいられないフェーズに来ているのではないでしょうか。

アングルとのアスペクト

10大天体の軸への接触はありません。ICに小惑星のエリスがコンジャンクションしています。IC(4ハウス)は地盤を示し、土地、地殻、地震、気象、災害を表わします。エリスは二次災害を表わしますので、自然災害による二次災害に注意が必要です。

土星とセクスタイルで困難であること、冥王星とスクエアですので、稀に見る異常な事態ということなので予測不能です。出来ることは非常事態に備えることだけでしょう。

少し懸念するのは、2018年の夏至図と、今回の新月図は、アングルの配置が酷似していることです。ICおひつじ22度に24度のエリス。2018年9月6日、北海道胆振東部で震度7の地震が起きて死者44名がでました。もちろん嫌なことは考えたくはありませんが、ホロスコープは絶対ではなく可能性を示しているので、やはり備えが必要です。

次に、ディセンダントに、小惑星のセレスがコンジャンクションしています。ディセンダント(7ハウス)は、同盟国や外交を表わし、セレスは農作物、収穫を表わしますので、米国との農作物関連が強調されます。

3ハウスの木星、火星とのスクエアがありますので、ウクライナ情勢が及ぼす農作物への影響について、厳しい報道があるかもしれません。

アンギュラーハウスの天体

次にアンギュラーハウスの、1、4、7、10ハウスを見て行きます。

1ハウスの冥王星は水星とトライン、金星とスクエア、海王星とセクスタイアル。水星は5ハウスで露見するハウスに居ますので、株や為替などで異常な事態が報道されるのかもしれません。トラインであってもマンデン読みでは良い意味はなく、スムーズな状態を示すので、冥王星的なことがスムーズに起こると考えます。

金星とスクエアは、普通ではない金銭的な利害と読みます。海王星とセクスタイルは、異常で不明瞭な事態ということで、異常な上はっきりしないことは、予測不能です。

4ハウスで、気になる天体は、エリスについては、「アングルとのアスペクト」で記述した通りです。金星も、冥王星とスクエアについて記述しました。天王星はメジャーアスペクトがないので特に読みません。7ハウスは、セレスについて「アングルとのアスペクト」で記述しました。10ハウスには天体はありません。

気象について

最後に、気象占星学のベンジャミン法で、大まかな気象(75%程度)を見ていきます。
まず、ICのサインはおひつじです。おひつじは、激しい猛暑、酷さを示します。(50%)
次に、アセンダントのサインはやぎです。やぎは、激しい、厳しい、過酷を示します。(25%)

もうじき梅雨入りとなりますが、湿度も高く、マスクの着用も続きそうですから、水分を多めに摂って熱中症対策に努めましょう。
家の中に居ても、安心しないで水分を摂ることが大切です。

日本気象協会が、5月30日に発表した「梅雨入り予想」によると、当初の予想より、梅雨前線の北上が遅くなる見込みで、今年の梅雨入りは、九州~関東は平年より遅く、北陸、東北はほぼ平年並みとなるそうです。九州から近畿、東海地方は6月11日頃の予想です。ただ、本格的な雨の季節は目前なので、側溝のそうじなど、大雨への備えは早めに行うよう呼び掛けています。

「アングルとのアスペクト」で二次災害について書きましたが、地震だけでなく、気象も関係しますので、大雨による二次災害も視野に入れて備えておきましょう。

次回のマンデン読みは、6月14日の満月図です。
それでは、素敵な新月をお過ごしくださいね。

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