11月の星模様とボイドタイム
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11月の星の動き
月の満ち欠け(位相)
- 新月 : 5日 06:16 蠍座12°40′
- 上弦の月:11日 21:47 水瓶座19°21′
- 満月: 19日 17:59 牡牛座27°14′ 18:04 部分月食
- 下弦の月 : 27日 21:29 乙女座5°28
天体のサインの移動 (Planet Ingress)
- 金星: 5日 19:45 射手座⇒山羊座へ移動
- 水星: 6日 07:36 天秤座⇒蠍座へ移動
- 水星:25日 00:38 蠍座⇒射手座へ移動
- 太陽:22日 11:35 蠍座⇒射手座へ移動
逆行中の天体
- 天王星(牡牛座12°⇒11°を運行中)2022/01/19に順行
- 海王星(魚座20°を運行中)12/1に順行
全体の星模様とメッセージ
10月に逆行していた星々が、次々と順行に転じました。それによって11月は、天王星と海王星のみが逆行しています。
今まで何となく動きづらく、滞っていた物事が、動き出す時期になっています。
中でも水星が、来年2022年1月中旬まで順行しますので、仕事や学び、情報、旅行など、人の動きや流れが、活発化するでしょう。
蠍座の新月と蠍座に集まる星々
5日の明け方、6時16分、蠍座で新月を迎えます。この新月は、アセンダントに合となるインパクトがある新月で、かつ、天王星とオポジションですので、国民にとって、あるいは国家として、変化や改革を伴なうタイミングと言えるでしょう。
翌6日には、太陽と火星に加え、水星も蠍座入りします。火星は蠍座の副支配星でディグニティですので、積極性が発揮出来るとき。集中力、洞察力が高まるので、勉強や研究など課題に取り組むのがオススメ。スピリチュアルなことにも向いています。
また、蠍座は、ご先祖様やDNA、継承、受け継ぐ財産などと関係しますので、そういった事柄に触れる機会もあるかもしれません。因みにわが家では、昨年コロナで延期していた親族の法要を11月に執り行います。ごく自然な流れでこの時期になりましたが、良いタイミングではないかと思っています。
11月は、自分の内面と深く向き合う時間を持つことが大切なときです。周りから見た自分ではなく、上部だけの関係ではなく、自分が本当にやりたい事を探求したり、あるいは、特定の人との絆がより深くなることもあるかもしれません。
牡牛座の満月と部分月食
19日、17時59分、日が暮れる頃に、牡牛座の27度14分で満月を迎え、18時3分頃に今年2回目の月食があります。
月食は、月が地球の影に入り、月が欠ける現象です。5月26日は皆既月食でした。今回は部分月食なのですが、月の大部分が地球の影に入り、18時3分頃に食が最大となり、全国で見られるようです。そして、19時47分頃、月食は終了します。月食の影響はおよそ半年ほど続くと言われています。
この満月は、牡牛座の月と蠍座の太陽が180度で起こりますが、水瓶座の木星が90度でTスクエアを描きます。牡牛座も蠍座も金融が関わるサインですので、そのあたりがクローズアップされ、12ハウスの月でもあるので、お金絡みで隠れていたことが明るみになるとも考えられます。それが引き金となって収拾がつかない混乱を招くこともあるかもしれません。いづれにしても、インパクトがありパワフルな満月になるでしょう。
金星の山羊座入宮について
11月5日、新月を迎えた夜、19時45分、金星が、射手座から山羊座に移動します。その後19日に金星逆行が始まり、2022年1月29日に順行に転じます。今回、金星の山羊座滞在期間は大変長く、2022年3月6日の約15時30分まで、およそ4ヶ月間山羊座に滞在します。金星の公転周期は約226日ですから、今回約120日間も山羊座に居るというのは、レアな現象です。因みに次回の金星山羊座滞在期間は、24日間ですので、珍しい事がよくわかると思います。
11月5日に、金星が射手座から山羊座に移ると、恋愛やお金に関して、開放的なムードから、現実的に向き合うようになるでしょう。10月に入ってからコロナの新規感染者数が2桁台に減少してきたこともあり、自粛ムードからだいぶ開放されて、ショッピングや飲み会、旅行など楽しむ人も増えました。
ですが、星の動きから見ると、この傾向は長続きしそうもありません。金星は人々の楽しみを象徴していますが、山羊座に入る事で、制限や忍耐を与えてくるでしょう。金星には、妻、お金、愛、芸術の意味があります。それらに関して我慢をして堅実にならざるを得ないかもしれません。ネガティブに考えがちですが、そうではありません。
山羊座のルーラーは土星ですので、安定させる意味合いもあります。制限された中で工夫して楽しむことに価値を見出すという利点もあるでしょう。コロナの世界的影響で、食品や原油の高騰が懸念されており、今後ますます顕著に私たちの生活に影響が及んできます。経済面への打撃は免れないでしょう。
この金星山羊座期間に、仕事、収入、価値観、経済的な安定を考慮した恋愛、結婚、そしてグローバルな外交問題と向き合うことになるでしょう。
11月3日~12月15日は、金星と積極性を表わす火星が60度、セクスタイルですので、比較的楽しめる期間です。
ですが、一方で、12月に入った途端、金星は冥王星とコンジャンクションとなり、2022年1月5日まで続きます。この期間は、愛やお金、芸術に関することが根底から変化する傾向にあるので、リスク管理が大切となります。
11月の注意日と幸運日
全般的に、11月の注意日は、5日、11日、18日、26日。
幸運日は、4日、12日、22日です。
皆様にとって素敵な11月になりますように。
11月のボイドタイム
ボイドタイムとは
占星学でいうボイドとは、月のボイド(void of course moon)のことを言っています。
「void」という言葉には、
1.中身がない、空っぽの
2.役に立たない、効果が無い
3.法律的に、無効の、有効性のない、などの意味があります。
ボイドはタイムは、特に「ホラリー占星術」で重視される特別な時間帯のことを言います。
ホラリー占星術は、占いをする時の時刻で判断をする方法ですので、判断を誤らないために、ボイドタイムを避けて占うのが一般的です。
具体的に、ボイドタイムとは、月がサインの中で、他の天体と最後にアスペクトをとった時刻から、次のサインに移動する時刻までの時間帯が、ボイドタイムとなります。
つまり、ボイドタイムとは、月が他の天体と特定の角度をとらない「空白の時間帯」のことを指し、「魔の時間帯」とも言われています。
また、月の速度は速く、2~3日ごとに、サインを移り変わり、ひと月に13~14回ほど、ボイドタイムは訪れます。
ボイドタイムにできるだけ避けたいこと
重要なビジネスの契約、会議、交渉、取引等
婚約、入籍、結婚、離婚などの計画や準備、行事
旅行の計画、出発時間
就活(応募、面接、入社)
投資や買物
試乗や初めての運転
受診、手術
新月の願い事
以上のように、重要だと思われる出来事や、仮に失敗した場合、大きなリスクを負う可能性がある事柄については、避けたほうが良いと言われていますが、どうしても調整できない場合には、判断に誤りはないか、ミスはないか、あとから見直してみましょう。
ボイドタイムにオススメの過ごし方
勉強、読書、ひとりでこなすタスク、PC作業、ゲーム、映画やドラマを観る、音楽を聴く、ストレッチ、ジム、トレーニング、散歩、ウォーキング、ランニング、ヨガ、瞑想、料理、絵画、創作活動、洋裁、編み物、入浴、マッサージ、アロマ芳香浴、アロマトリートメントなど、ひとり時間、自分と向き合い、集中する時間に適しています。
11月のボイドタイム
2日 (火) 02:01~08:12
4日 (木) 07:33~09:54
6日 (土) 01:11~09:54
7日 (日) 22:45~8日10:05
10日 (水) 02:52~12:04
12日 (金) 04:53~16:55
14日 (日) 14:41~15日0:49
17日 (水) 0:52~11:19
19日 (金) 17:59~23:34
22日 (月) 00:53~12:34
24日 (水) 14:47~25日01:00
27日 (土) 01:25~11:13
29日 (月) 09:03~17:56
(参考資料)ニール・F・マイケルセン, 増補版21世紀占星天文暦, 魔女の家BOOKS
まとめ
- 逆行している天体は天王星と海王星のみ。活動しやすいとき。
- 5日は蠍座新月、深いパートナーシップが築けるタイミング。
- 5日、金星が山羊座に。お金や恋愛に現実的に堅実に向き合うようになる。
- 太陽、火星、水星が蠍座に集合するので、集中力、洞察力が高まる。研究は〇。
- 19日、牡牛座で満月、部分月食が起こる。五感やスキル、自己価値がテーマ。
- ボイドタイムに、新たな試みや重要な契約は避ける。