マンデン占星学ー4月1日牡羊座の新月図


2022年4月1日、15時26分、牡羊座で新月が起こります。

余談ですが、マンデン占星学については、2年半前に賢龍雅人先生の講座を受けて、今年に入って、2017年からお世話になっている采慧先生の講座(6時間半)を受講したところですので、今一度マンデン占星学の基本に立ち戻って、国や社会情勢にフォーカスした本来のマンデン読みで、解釈します。個人レベルへの影響は、別途ネイタルチャートを出す必要がありますので、割愛します。10大天体に加えて、小惑星のセレス、パラス、ジュノー、ベスタ、エリス、セドナをホロスコープに表示していますが、小惑星については、補助的に見ていきます。ちなみに、新月図では、次の新月までの約1ヶ月間の運勢を示します。アスペクトのオーブ(許容度)は、メジャーは5度、マイナーは2.5度を採用しています。

まず初めに、アセンダントとMCのアングルにコンジャンクションしている天体はないので、アングルとのアスペクトがあるか見ていきますと、月、太陽、水星がMCとのセクスタイルがあります。3天体とも8ハウスですので、8ハウスのオーバーロードということで、8ハウスの国の財産、国債(借金)がテーマになっています。水星があるので、政府から何かしらの公表があり、国民への影響も多少あるかもしれません。年金の社会保障制度見直しも関係していると思います。

次に天王星がアセンダントとトラインがありますので、突発的に予測不能なことが、国民にスムーズに影響してくるのですが、海外に関係すること、貿易、国が研究していることなど範囲が広いので、予測はつきません。

次に、アンギュラーハウスの天体に注目してみます。7ハウスで、木星と海王星がコンジャンクションしています。同盟国(アメリカ)の動向や、外交関係がクローズアップされそうです。ウクライナ情勢について、バイデン大統領の発言や動向も注目されています。

10ハウスのセレスは、農作物や収穫を表わし、MCに近いことから、政府にとって大事なテーマになっているところです。5ハウスの義務を表わすベスタとトラインで、穀物の供給や相場高騰が今後ますます懸念されているところで、政府も対策を講じるのでしょうか。一方でセレスは、出産や育児も表わします。4月1日から、国民の暮らしにかかわる法律や制度の大きな改正が行われます。中でも、改正育児休業法が段階的に施行され、政府は2025年までに男性の育休取得率を30%まで上げることを目標としています。出産後8週間以内に、4週分の休みを2回まで分けて取得できるという制度のようです。また、不妊治療の保険適用拡大で、体外受精など高額治療が原則3割負担になるようです。ただ、年齢や回数の制限はあるようです。これら出産や育児は、まさにセレスの意味することで、高度医療を表わすキロンとセクスタイルで繋がっているのも象徴的です。

アンギュラーではありませんが、6ハウスに天体が火星、土星、金星と集まり、オーバーロードになっていますので、6ハウスにも注目します。6ハウスは、福祉、社会保障、医療などを表わし、そういった関係の課題があったり、国のお金が使われることを示しています。引き続き、コロナに伴うワクチンや医薬品、医療費、ソーシャルワーカーに携わる労働についても重要な課題となっています。

気象については、ICとASCのサインを見ると、ここ一ヶ月間は、例年に比べ高温で暑いと示されていますが、一方で、やや涼しい日もあるといった感じです。

次回は、4月17日の天秤座満月図をリーディングする予定です。
それでは、素敵な牡羊座新月をお過ごしくださいね。

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