マンデン占星学-5月1日牡牛座の新月図

5月1日、5時29分、牡牛座で部分日食(5時42分)を伴う、新月を迎えます。
今回、日食が観測出来るのは、南アメリカ南部、南極の一部となります。

今回の新月図は、10大天体のうち、水星を除く9天体が、上半球に集中していることが、目につく特徴となっています。

特に、11ハウスと12ハウスに固まっています。どちらのハウスも人間にはコントロールが出来ない難しい領域です。というのは、11ハウスの支配星は天王星、12ハウスの支配星は海王星で、トランスサタニアンのエネルギーに対しては、私たちは身をゆだねることしか出来ないからです。

11ハウスは議会や国会、国連、WTO(世界貿易機構)を表わしています。そこに、火星、海王星、金星、木星が集まっていますので、火星は事故や死傷者、戦争を、金星は経済的なこと、海王星は不透明さを、木星は緩和を表わすので、国は穏やかではない状況に見えます。

12ハウスは、隠された何か、国が把握できていない事柄、闇の事柄を示します。その12ハウスに、新月が起こる太陽と月、天王星が入っています。かつ、火星とはセクスタイル。はっきりしない状況下で、突発的な出来事が起こり、政府も国民も驚くようなことがあるかもしれません。

12ハウスは見えない未知の世界で、海底も表わします。北海道の知床観光船の遭難事故では、14名もの方が犠牲となり未だ行方不明者12名という大事故となり、水深120mで船体が発見されたという状況です。一刻でも早く全員が見つかることを願うばかりです。

次にアンギュラーハウスを見て行きますと、国民を表わす1ハウスには、双子座の水星が入居。水星は流動性を表わすので、国民は、情報を集め、状況に合わせて臨機応変に旅行をしたり、人とのコミュニケーションも盛んになりそうです。

ドラゴンヘッドはアセンダントとコンジャンクション。人々の人間関係も良好なムードがうかがえます。

反面、7ハウスにドラゴンテイルがコンジャンクションなので、友好国である米国の支持が得られない事柄も出てくるかもしれません。

10ハウスには土星が入居していますので、政府にとって困難な問題が上がってきそうです。

10ハウスカスプのMCには、冥王星がカルミネートかつコンジャンクション。冥王星は異常な事態を表わしますので、やはり政府は、おおごとな事態に直面して、公けになることを示唆しています。

4ハウスには天体はありませんので、地震や天候による大きな自然災害は示されていません。

気候を表すICは獅子座ですので、ここ1ヶ月間は例年に比べ高温で暑くなりそうです。また、乾燥や雷も表わします。ASCは牡牛座なので、穏やかで安定、25度前後で乾燥であると示されています。

次回のマンデン読みは、5月16日の満月図です。
それでは、素敵な新月をお過ごしくださいね。

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